神道の作法について

 

 

◆手水の作法

 

(1)右手で柄杓に清水を汲み、左手にかけて洗う。

(2)柄杓を左手に持ちかえて、右手を清める。

(3)再び柄杓を右手で持ち、左の手のひらに水をうけ、口を漱ぐ。

(4)左手を清める。

※現在、三重縣護國神社では、新型コロナウイルス感染症対策のため、柄杓を撤去しています。流水にてお清めください。

 

 

◆玉串の作法

 

(1)右手で榊の元の方を上から、左手で中程を下から支え、胸の高さに、やや左高に、少し肘を張って持つ。

(2)玉串案の手前まで進み軽く一礼。

(3)玉串の先を時計の方向に90度廻し、左手を下げて根本をもち、祈念を籠める。

 

 

 

◆神拝の作法

 - 再拝(二拝) 二拍手 一拝 -

 

再 拝 まず背中が平ら(角度90度)になるまで深々と二度頭を下げる
 二拍手  胸の高さで両手を合わせ、右手を少しすり下げ、両手を肩幅ぐらいまで開いて、清々しく二度打ち合わせ、両手を再び揃えてから下す。
一 拝 深々と一度頭を下げる。

 

 

◆唱え詞について

 

神社に参拝するときや、神棚を拝むときの唱え詞に、「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」(お祓いください、お清めください、神様のお力によりお守りください、幸せにしてください)というものがあります。神道では、祓い清めが信仰的にも神様に近づくための大切な行いとなっているからです。

古来、言葉には、霊力が宿り口に出すことによってその力が発揮されるという言霊の信仰がありました。神社にお参りした際に具体的な願い事を出して唱えるのも、このような信仰に基づくものです。